主治医が本を貸してくれた。清水眞砂子著「青春の終わった日」だ。わざわざ予告付きで貸してくれるなんて、何か意図があるに違いない。同じ手は二度と食わないのに、読みが甘い。いい年をして、思春期の周辺でウロウロしている私にしびれを切らしたのだろうか。とにかく読了し、辛口コメントをお見舞いしよう。ついでにひねりを二回加えて・・・。先週高校のPTA講演会で地元児童精神科医のK先生が講演をしたが、ホワイトボードに蝶の卵から成虫までを描いて説明していた。K先生のところにくる子どもは、蛹の一歩手前に○を書くことが多いそうだ。ふう~んと聴きながら、私ならどこに○を書くだろうと考える。私の場合、蛹そのものに成虫の羽をつけた、蝶もどきなのだろうなと感じ入る。