私の名前は、とてもありふれた名前だ。しかし、漢字がめったに使わない字なので、99%読み違えられる。洋の生一本さんが、面倒な変換をしてくださっていると知り、恐縮する。私の名前を付けたのは両親だが、両親はとある有名なお坊さんに名前を考えてもらったそうだ。そのお坊さんが提示した名前は3つ。のりこ、たかこ、☆○こだった。両親は、一番平凡な響きのする3つ目の名前を選んだと教えてくれた。それならば、漢字もいっそ誰でも読めるものにしてほしかった。毎回電話で説明し、☆◎・・・の☆☆子ですと言う。だが、50%以上分からないと言われる。最近は面倒なので、ひらがなでかまわないと言う。ずいぶん昔、台湾大学の友だちを訪ねていったら、街中に私の名前があふれていたのに感激した。むこうでは、バスの名前が☆☆バスだった。