クラブの後輩からメールが来た。昨年同窓会で会ってから年賀状で近況報告をしてくれる。彼は1年後輩で、物静かな人だ。対照的に、私は多動な上に、はたから見ると何を考えているのか分からない先輩だった。あまり話すこともなかったが、私の印象はずっとあの当時のままだと思う。そのせいか「パワフルに御活躍の様子が眼に浮かぶようです」という挨拶でメールが始まっている。学部の頃の私は、自他共にパワフルだったと認める。失敗を重ねても、また頑張れば何とかなると信じていた。今は失敗を回避しようとあれこれ迷った挙げ句、丸く事を納めた自分に幻滅を感じる。随分臆病になったなぁ・・・と悔やむことが多い。外見上丸くなった分だけ、自分の中では常にガラスをたたき割り、散らばった破片を握りしめているような感じがする。まだまだ青いんだろうな・・・。