進路説明会がまず始まった。今年の進路先の傾向として、企業就労よりも職業訓練校関連が多いようだ。どうやら前年度一般就労をしたものの、離職者が数名いたための安全策らしい。学校側は「~ができなかったために、職場に居づらくなったetc」と事例を出す。しかし、よく考えてみると、そもそも本人の能力をアセスメントもせず企業に送りだした学校にも非はある。job matchingという意識があるのかないのか、聴いていて情けない。この後PTA総会であることも忘れ、質問をして突っ込んでしまった。はじめてのおつかいならぬ初めての進路担当に抜擢された若手の先生は、思いっきり的はずれな答えを返してくる。隣にいた副会長が「答えになってないじゃないか」と呟く。そして、周囲のお母さん達が引いていくのを実感する。またやってしまった・・・と後悔しつつ、PTA総会を開会する。型どおりの議事進行、そして私の挨拶する番になった。最初と最後は紋切り型の挨拶をし、真ん中は特別支援教育の意義について述べた。それは保護者が教師と対等に情報を共有すること、その結果子どもにとって居心地の良い環境が提供されることなどを話した。分かってもらえたかどうか自信がないが、あるお母さんが近寄ってきて「RAMさんのスピーチよかったわよ」と言ってもらえた。字義通りに受け取らせていただこう・・・私の得意技じゃないか。