英国自閉症協会発行の機関紙"Communication"が届いた。自閉症に関する様々な話題が掲載されていて面白い。表紙に一番大きな文字で異食と書いてある。他にはクリスマスの過ごし方とかいじめへの対応の仕方など、自閉症児を持つ親や当事者にとって実践的な内容になっている。内容だけでなく私が気に入っているのは、冊子の色彩配置だ。色のコントラストが視覚に優しく、情報を捉えやすくしてある。pptに使えそうなお手本が多くて、とても助かる。子ども達が食事をしている間、パラパラと開いて読む。最後の方に、結婚し4児を育て、後に48歳でASと診断された女性が本を書いたと紹介してある。題名は"Asperger Syndrome: My Puzzle"で、NASの出版部に申し込んでも手に入る。読んでみたいような、そんな時間があるのか自問する。異食の記事は、自閉症の子どもが何でも口にいれてしまう記事だ。しかし、私にとってこの世界に存在すること…それ自体が異食をしているような感じがする。