子ども4号の塾で個人面談があった。あまり気乗りはしないが、それもサービスのうちと考えて出席する。いつものスパルタ塾長ではなく、スポ根ドラマのような担当者と話す。最初はありきたりの挨拶と歯の浮くような褒め言葉だが、次第に本音が見え隠れする。「子ども4号くんは、頑固ですね~」とため息混じりに言う。私は、そら来た!と頷いてかわす。彼は納得が行かないことを理解するのが苦手だ。つまり機械的に暗記し、それを般化させることが上手くない。だから家では、公式がなぜそうなるのか、歴史の出来事がなぜ起きたのかを説明する。そこまで掘り下げて、ようやく分かったになる。子ども4号のお相手をしている学生には会えなかったが、その点を伝えたくてしょうがない。その子の認知パターンを読みとり、理解しやすい方法を提示するのが教えることだと思う。一方的に自分が覚えた方法を、子どもに使っても意味がない。なぜ子ども4号が塾で固まってしまうのか、まずそれを考えて欲しい。スポ根女史は「子ども4号くんとα先生の心が通い合えば、理解しやすくなると思います」と言う。そうではないでしょう…と言うのも時間の無駄なので、軽くスルーした。こうなったら、子ども4号の担当学生に認知のしくみを教えようか・・・。