末っ子が焼いたシフォンケーキを堪能し、少し寝込んだ。明日はLeuplinと大学だ。子ペンギンは東京大震災のドラマを見ている。いつもパニック系の番組は避けているのに、今夜はいたく熱心に見入っている。ときどきつまらなくなるとSmapにチャンネルを替える。こういうドラマは分かりやすいのだろうか。地震が起きる前から起きた時、その後どうなるかが時系列にそって描かれているからだろう。いつもこの手の番組を見ると「このあとどうなる」とか「あのケガをした人はどうなるんだろう」と騒がしい。なんだか静かに見ている彼が不思議に思える。東京が震源地なので、自分には関係がないと思っているのだろうか。もうすぐ1人で地下鉄と私鉄を乗り継ぎ学校に通うのだが、地震が起きたらどうするのだろう。考えると心配になってくる。避難訓練を学校で何度も経験しているが、1人で災害に遭った場合の訓練はしていない。健常児でさえ心許ないのだから、自閉症児にはずいぶん過酷な状況ではないだろうか。忙しさにかまけて、避難のし方を教えていなかった。彼の進学祝いに、彼が見て分かり少しは安心できる避難マニュアルと避難マップを作ろうか。