20日は母の命日、早朝からG市の実家に行く。 月参りの後、父はいつも近所のマッサージに、私は母の墓参りに行く。何気にお墓を見ていたら、お墓を立派なものに立て替えたのがちょうど私が結婚した年だった。今までお墓の周囲を見回したこともなかったけれど、きっと祖母が音頭をとってやったんだろうな・・・と思うと切なくなった。働く母の代わりに育ててくれた祖母との思い出は、母との思い出よりも遥に多い。その祖母に大きくなったら家を継ぐよう再三言われていたのに、それを反故にして出てしまったことへの後ろめたさを久しぶりに激しく再認識させられた。 墓に向かって泣いて詫びたのだけれど、それ以降なぜか私の持って行きようのない怒り(息子の就労関連のゴタゴタ)が不思議と治まった。