京都二日目、朝から寺町通りをウロウロする。進々堂に入り、コーヒーを3杯もおかわりした。それから京阪に乗り、東福寺で紅葉を愛でる。どうして東福寺なのかというと、いろいろな人から「東福寺」という言葉を聞き、それなら行ってみようと思ったからだ。私の行動は、すごく単純な動機から成り立つんだなぁ~と苦笑する。大勢の観光客が目的地を目指して歩くので、後を付いていったら目的地に着く。おまけに要所々に警備員が立っていて、道順を間違えようもない。うん十年前に読んだ山村美沙の推理小説に、東福寺の塔頭で次々と事件が起きるというのがある。懐かしい気分と、山村美沙を通勤電車で読んでいた頃を眩しく思う。