子ども4号は中間テストの真っ最中だ。単位制の昼間定時制高校なので、テスト期間がやたら長い。1週間以上毎日テストがあり、自分の受講している科目が終われば何もすることがなくなる。そんな時、暇な子ども4号に友達からメールが来る。仲が良かったθくんが、問題が解けないで困っている。けっこうな進学校に行っているので、お気楽な学校に通う子ども4号が解けるわけがない。子ども4号ではなく、どうやら“☆◎くんのかあさん”に答えを聞きたいらしい。今晩は英語、先回は数学だった。その前は古文だった。懇切丁寧に説明し、分かっていただく。そして子ども4号には「だからね、高校の時に覚えた事は、ずっと記憶に残るのよ」と言う。すると彼は「ありえないだろ・・・」と呆れた顔をする。ありえるのだよ・・・かあさんは。