明日は娘の入試結果発表だ。いまどきの大学入試はコンビニで受験料を払い込み、Webで合否を確認する。娘はたぶん落ちているだろうと言い、浮かない顔をする。「開けてみなければ分からないでしょう?」と社交辞令的な返事をする。ついでに「昨年はやみくもにマークシートを塗ったけど、今年はどこが出来て何が出来なかったか分かっているだけ進歩したと思うよ」と慰めにもならないコトバをかける。私がいろいろな試験を受けるとき、得意なことが一つある。それは試験会場で隣の人とお喋りし、自分で勝手にくつろぐことだ。院試のときなど、意気投合してファミレスに繰り出した。不思議な緊張感が漂う試験会場は、けっこうお気に入りの場所かも知れない。そんな私の子どもたちは、一様に試験が苦手だ。娘には連戦連勝だった私のお守りを持たせたが、鰯の頭も・・・でそれなりの効き目はあったらしい。子ども4号の強運を娘にもお裾分けしてほしいが、こればかりは何ともしようがない。