ダンナがまた海外出張だ。わが家で一番マイペースな人間がいないとどうなるか、先回の海外出張で分かったことがある。それは子ども1号からX号まで、みな規則正しい生活を送るようになるのだ。私も食事を2度準備することから解放される。飛行機が大好きな私を差し置いて、飛行機によく乗るダンナが羨ましい。「どんな機種に乗ったの?」と聞いても、「知らない」としか返事が返ってこない。「たとえば◎△の装置はどうなっている?」と聞いても、「何それ?」と言う。興味のない人にとって、飛行機はそこら辺の地下鉄と変わらないのだろう。子ペンギンは鉄道・バス・トラックのオタクだが、私は飛行機一筋だ。飛行機は奥が深い・・・と蘊蓄をたれる相手が誰もいないのがちょっと寂しい。