いつもは在来線で行く京都も、のぞみで行くとわずか37分。家から徒歩2分の地下鉄から☆事に行くのと変わらないなんて、不思議な気がする。車内でketekと他の薬を飲み、原稿をざっと読み気がつくと到着アナウンスが入る。短時間の乗車だったけれど、車内販売がずいぶんsimpleな言葉かけをするのに驚いた。ワゴンを押しながら「~をお持ちしました」だけ言う。それで十分意味がわかるし、それ以上の掛け声はかえってわずらわしい。もしこれが養護学校の先生だったら、どんな声かけをするだろう?いや、それ以前にワゴンをガタガタ言わせながら通路を占拠してしまうかもしれない。そして買う気のない乗客ひとり一人に「~はいかがですか?」と、缶ビールやコーヒーを目の前にちらつかせるかもしれない。新幹線の乗客なら文句も言うだろうが、養護学校の生徒は文句を言えない子どもが多い。余計なお世話だと、どうやって知らせることができるだろう。おもわず先生たちに新幹線の車内販売を体験してほしくなる。世の中の動きと隔離されたあの空間、どうやって壊せばいいのだろう。明日は校医たちとの懇話会、その第一歩を踏みしめる日だ。