子ペンギンが昨日から給食用の帽子を探している。前の晩に自分で洗濯をして干したが、取り込んでからの記憶がイマイチだと怒っている。あまりしtこく怒っているので、担任にメールで事の次第を伝える。学校でも見つからない場合、新しい帽子を注文してほしいと書いた。それを子ペンギンに読ませると、あんなに毒づいていた彼がピタリと静かになった。視覚認知の威力を今更ながら再認識する。ついでに私のターバンがない。どうやら彼の給食帽子と同時に行方不明になったらしい。無印良品で売っているお気に入りのターバンは、暑い季節の必需品だ。鉢巻きがわりにエイッと髪を上げ、髪の重さに気が散らないようにする。PTA書類のスキャンと併行し、過去に図書館でかき集めた古い文献もスキャンしている。PCべったりの一日、メールをチェックするのも遅れがちだ。午後に恩師の奥様からメールが来た。Harvardの英語は、いつも正確で端正だ。恩師と一緒にある記事のコピーを郵送してくださったそうだ。へこんだとき、いつも励ましてもらい、フラフラと立ち上がる。そんなことを何度繰り返しただろう。そろそろ立ち直りなさいという合図だろうか・・・こんどばかりはスッと立ち上がらず“どっこいしょ”と声を出しそうだ。