朝から教育センター講堂に向かう。昨年急遽加入したN市育成会大会に動員されてしまったからだ。自閉症協会の総会さえ行ったこともないのに、つい好奇心から参加OKしてしまった。講堂では老年に達した保護者が多く見受けられ、しばしあ然とする。こんな場所に子どもを連れて来られる親は、条件が限られてくるため仕方がないのかもしれない。開会式ではレトロなmelodyの歌が唄われ、これにも呆然とする。この歌の意味を障害者達は分かっているだろうかと、ちょっと心配になる。それから延々と表彰者が紹介され、思わず眠りの世界に逃げ込んだ。壇上にはN市の養護学校、福祉関係者がズラリと並び、うちの校長も発見する。校長も大変だなぁ~と、休憩時間に挨拶をした。いつも過激な発言をしているせいか、私が育成会に入っていると聞き驚いていた。講演するのは、福祉政策?関係の先生らしい。N市障害者基本計画について、それなりに熱く語られていた。しかし、視覚にまったく優しくないレジュメと当事者の人たちへの語りかけそしてイマイチ曖昧な言語表現が目立つ。日常は政策論を研究されていて、障碍児とはあまり接触がないのだろうか・・・と考えてしまった。pptを使わない講演を聞くのは何年ぶりだろう。何から何までレトロな雰囲気に圧倒され、その場を後にした。うちのPTAと同じように、形骸化が進んでいるのだろうか・・・今ひとつ疑問が残る。