子ども4号と娘は机を並べて勉強する。二人同時に勉強する時間は滅多にないけれど、どうもお互いに居心地が悪いらしい。そのうち衝立でも立てようかと言っていたら、子ども4号がしびれを切らしてしまった。ふと部屋を見ると、子ども4号と娘の机の間に、襖ほどの大きさのベニヤ板が置いてある。おかげで娘は蛍光灯の光が届かず、まるで倉庫で勉強しているような状況だ。こうなったらpartitionを作るしかない。衝立もいいが、使わなくなったら邪魔になる。それでホームセンターに行き、3mまで伸びる突っ張り棒、シャワー用カーテンのリングそして淡いグリーンのカーテンを買った。自転車に乗り長い棒を抱え孫悟空のように走ると、たいていの車が私を避けていく。帰宅すると、さっそく部屋に取り付けてみた。部屋の端から端へ突っ張り棒を伸ばし、そこにカーテンを取り付ける。ちょうど2つの机の間が別れ、お互いの様子が見えない。カーテンなので、使わないときは縛っておけばいい。1人一部屋が不可能な我が家の苦肉の策だ。子ども達はそれなりに満足したようなので、とんでもない恰好で道路を走った甲斐があったと思う。