プリンターの上に溜まった書類を捨てていると、白い封筒を見つけた。英国自閉症協会から送られてきた"Asperger United"だ。この機関紙に登場するのはASの人たちで、自作の詩、本の評論、ペンパルを求む、自分の意見を述べた記事etcが掲載されている。日付を見ると10月なので、2ヶ月以上も忘れていたことになる。今回記事をざっと読み興味深かったのは、Nottinghamの大学でLDやASの学生をサポートする職に就いている人からの投稿だった。学習面だけでなく、放課後のクラブ活動にも支援しているらしい。当事者ならではの、同じ視線に立った支援を提供できるのがよい所だろうか。大学には3名の当事者が職員として働いていると書いてある。このような職場が日本で提供されるのに、あと何年かかるのだろうか。ASであることを表だって言えないこの社会で、一体英国のごく稀なケースであろう大学に近づけるのは可能なのだろうか。auはケータイだけじゃないのだけれど・・・。