作業所での実習が終わり、気が抜けたような週末がやってくる。いつも1Fのcafeで子ペンギンが作業場から下りてくるのを待っていた。もうコーヒーを気合いで流し込むこともなくなる。高等部で見かけるよりも障碍が重い人たちが、どのように日々過ごしているのか知ることができてよかったと思う。そして毎日1時間ほどcafeのカウンターでおしゃべりをし、訪れる人たちを紹介してもらった。今日はグループホームの管理者に会い、自立支援法以降のグループホームがどのような状況なのか話を聴く。夏休みに見学したいと申し出ると、快諾してもらえた。簡単すぎる作業に飽き飽きしている子ペンギンには申し訳ないけれど、学校では得られない貴重な情報を得られた。来年度はグループホームの見学などをPTAの役員会で提案しようかな…と思う。しみじみとカウンターで飲んでいると、引率の先生がやってくる。「子ペンギン君は午後から陶芸で好きな作品を作りました。でも、便器(男性用、女性用)、おか持ち、賽銭箱、ゴキブリなどかなりマニアックなものばかりでした~」と苦笑されてしまった。これではCafeに併設のギャラリーに展示してもらえそうにない。ちょっと変わり種の実習生だったが、担当したMさんには良い経験だったと思う。